1日3食を卒業しました:『「空腹」こそ最強のクスリ』から学ぶ

こんにちは、囚人たけしです。

今回は、青木厚さん著『「空腹」こそ最強のクスリ』について紹介しつつ、私の今現在の食事法についてお話していこうと思っています。

食事法、といっても大したことはありませんw好きなものは好きなだけ食べています。家族でよく王将へ行きますが、私はユーリンチー、レバニラ、餃子(2人前)が大好きなので毎回必ず注文しますし、家族の食べ残したものはすべて私が引き受けています。

じゃあ何をしているの?と思われるでしょう。実は、ただ食事の回数を減らしただけなんです。回数を減らした理由もこれまた流動的というか、他にすべきことがあったからというか…

書籍を購入したのは今年の2月ですが、食事回数を減らしたのはさらにその半年ほど前になります。「朝から調子いい日が増えたなぁ」と思う日が多くなっていった中、他の本を買いに寄った書店でたまたまこの本と出会いました。

パラパラとめくると思い当たる節がいくつかあってびっくり。しかも色々な病気の予防にもなる!?これは買わねば…という感じで購入しました。

半日断食の考え方から、実践してみて私に起こった変化についてもお話していきますので、少し長くなりますがお付き合いいただければ幸いです。

「ふーん、こんな方法もあるのか」と、軽い気持ちでご覧くださいませ^^

食事法は人によって合う合わないがあるのは勿論ですし、著者は本の中で「持病がある方は必ず主治医に相談するように」と何度も但し書きをしています。断食をされる際は自己責任でお願いします。

半日断食とは?

著者の提唱する「半日断食」とは、おおまかに以下のようなルールがあります。

  • 1日のうち、16時間程度ものを食べない時間を作ること
  • 16時間は、睡眠時間を含めてOK
  • 空腹時には、ナッツ類、生野菜サラダ、チーズなどは食べてOK
  • 食事は何をどれだけ食べてもOK

空腹時に食べて良いものも設定されているため、割と緩めです。食事と食事の間を長くすることがキモのようですね。

食事回数を減らした理由:子どもが産まれたから!

そう、子どもが産まれたから朝食を食べることをやめたんです。朝の忙しい時間を少しでも楽にしたいという思いからです。朝食ですから簡単に済ませることもできそうですが、作る時間や食べる時間などを考えると、「食べない」と決めてしまう方が我が家は楽でした。

現在私は、5歳、2歳、1歳の子どもの父親をやらせていただいておりますが、食事回数を減らしたのは末っ子が産まれて少し経った去年8月頃からでした。

私も家内もフルタイムで勤務しているため、朝(に限らずですが)は大戦争。上2人を起こすところから始まり、トイレに誘導する、おむつを交換、朝食作って食べさせる(急いでいる時ほどなぜかぐずって食べたがらない!涙)、保育園の準備、身支度等々。

「お父さんいや!お母さんにお尻拭いてもらう!」とか言われるとね…やるせないですw

子どもの準備を終えてようやく朝食…あ!連絡帳書くの忘れてた!!なんてことはしょっちゅう。用意しても結局朝食は食べられず、バタバタと家を出ていきます。

朝食を抜いた効果は抜群でした。自分たちの準備は身支度くらいですから、気持ちにゆとりが生まれたんです。子どもたちのことに専念できると。

ただ、なぜか家を出る時間は前とあまり変わらないんですね。なぜでしょう?w

ちなみに、産休は会社の事情で2ヶ月しか頂けずでした。時短期間もなかった中、家内は復帰してからいきなりフルパワーで勤務していました。パワフル!頭が下がります。

内臓を休ませる、という考え方:空腹は、内臓を元気にしてくれる

あなたは、「内臓を休ませる」という言葉を聞いて、どのような状態を思い浮かべますか?

休肝日のことを思われる方がおられるかもしれませんが、「胃腸を空っぽにする」と考える方は少ないのではないでしょうか。

私たちが食べ物を口にすると、胃や腸をはじめとする内臓が働き始めます。著者の青木さんは、『「食事」が本当に始まるのは、食べものを口にした後』と表現しています。

食べ物を消化する=内臓が働く、と考えると理解しやすいと思います。

本の中では、1日3食の弊害として、「胃腸をはじめ、内臓が休む時間がない」ことを挙げています。

書籍によりますと↓

各臓器の労働時間
  1. 胃:食べ物を消化するのに2~3時間(脂肪分の多いものはそれ以上)
  2. 小腸:消化されたものを分解(水分と栄養分)し、吸収するのに5~8時間
  3. 大腸:小腸で吸収されなかった水分を吸収するのに15~20時間

上記のように、食べ物が消化→分解されるのに少なくとも7時間はかかります。1日に3度食事をとると、前に食事で食べたものが胃や小腸に残っているのに、次々食べものが運ばれてくるという状況になってしまいます。

これでは内臓の休まる暇がありませんよね。

常に働き続ける状況を余儀なくされた臓器たちは、やがてどんどん疲れていってしまうというわけです。内臓が疲れると、胸やけや胃もたれなどの症状が現れたり、肌や髪のコンディションも悪くなってしまいます。

立て続けに消化活動した結果疲れてしまった腸には消化しきれなかったものが残り、それが腐敗し、そこから発生する有害物質が血流にのって全身をめぐる…こんなサイクルが起こっているそうです。最終的には全身の不調につながっていく。

私は朝食を食べていた頃、ヨーグルトと少しの果物で簡単に済ませることが多かったのですが、少量の食事でもしょっちゅう胸やけを起こしていました。前夜に食事したものがまだ胃腸に残っていたのでしょうかね。

ただ、朝食を辞めると朝の胸やけはパタッとなくなりました。

今現在の私は、

  • 昼にしっかり食べて、夜軽食(鶏胸肉1枚程度)
  • 昼も食べずに、夜しっかり食べる

の2パターンで半日断食を実施しています。昼も夜も食べるときは書籍の中の「16時間ものを食べない」を厳密にはクリアできていないこともあります。

著者も、いきなり「空腹に耐えて、気合でがんばれ」なんてことは言っていないので、当面このスタイルでいこうかなと考えています。実際、以前よりも体調が良いので私には合っているのだと思います。

余談ですが、消化の際は肝臓もしっかり働くそうです。冒頭にお話しした「休肝日」ですが、食事と食事の間を長くすることで実践できそうですね。

このコラムの最後に、なるほどと思わされた部分を載せておきます。

私たちは、「食べる」という行為を、つい「食べものを口に入れること」食べものがのどを通過したら、終わり」ととらえてしまいがちです。

しかしその後、体の中では、各臓器が一生懸命働いているということを、忘れてはいけません。

体にとってはむしろ、食べ物がのどを通過してからが、「食事」の本番です。

そして、人間に休息が必要であるのと同様、内臓にもまとまった休息が必要なのです。

青木厚著 「空腹」こそ最強のクスリ より

副業との相性も良かった

私、副業でウーバーイーツ(軽貨物)をやっています。

この仕事の忙しい時間帯はお昼時や夕飯時です。食事を配達するわけですから当然ですね。仕事に集中していると空腹だったことも忘れてしまうほどの忙しさです。そんな日は、あっという間に1日が終わってしまいます。

「半日断食」において重要なのは、食事と食事の間の時間を長く保ち、空腹の時間をできるだけ長く設けることです。「朝からやって、気が付いたらもう日が暮れそう」こんな風に思うことも度々あります。

「半日断食」は前のコラムでお伝えしたように、「食事と食事の間を16時間あける(睡眠時間含む)」とされています。ウーバーイーツの働ける時間は1日12時間。勤務中、比較的ゆとりのある時間に1度食事をとるだけで十分達成できるなぁと感じました。

原動力が自前の体力である自転車配達員は、絶えずエネルギーを補給しないと倒れてしまいます(その頃のツイートを後のコラムに載せています)が、車移動の私はそんなに心配することもありません。

相性バッチリでした。

食事を減らした結果、私に起きた変化

ここからは、書籍に書いてあることを自分なりにルール決めをして実践していく中で変わっていったことをお話しようと思います。半日断食をすれば誰でもこうなる、というわけではありませんが、参考までに。

よく噛むようになった

食事の回数を減らしたことで、ものを食べる時間がとても愛おしくなったというか、ありがたいものだと思うようになりました。できる限り長く食べていたい…と思ったからか、気が付けばよく噛むようになっていました。

そして、時間が経つと味が悪くなるものは前ほど欲しくなくなりました。

特に、ラーメン!!大好物だったのですが、よく噛んで食べると時間がかかる分当然冷めてきます。麺は伸びてくるし、スープの味は悪くなるばかり。特に豚骨ラーメンは、冷めてくるとスープの表面の脂が固まってきますよね。味もビジュアルも「もう食べたくないな」と思わざるを得ません。

とは言いつつ完全にラーメンを食べなくなったわけではありません。あんかけのかかったラーメン、最後まで冷めないので最高ですねwラーメンの嗜好も若干変わったような気もします。

食事中の水の飲み方が変わった

食事中に水をほとんど飲まなくなりました。理由は、先に述べた「よく噛むようになった」からだと推測しています。食べ物をよく噛むと飲み込みやすくなりますよね。水で流し込む必要がなくなる。

以前の私はとにかくよく水を飲んでいました。お店で食事をする際、最初に出される水は必ず口にしますし、ピッチャーがテーブルごとに置いてあるお店はなんとなく安心したりしていました。店員さんに「お冷ください!」って言う手間が省けますから。

早食いだった私は、ほぼ水で流し込むようにして食事をしていました。よく噛まずに飲み込もうとするため、水を大量にがぶ飲みしていたんです。

健康に関するブログを立ち上げた者とは思えない食事の仕方(;^ω^)

その部分が朝食を抜くことによって改善されたということです。

下痢が減った(ほぼしなくなった)

つい最近までしょっちゅうお腹を下していたのですが、それがほぼなくなりました。食べるもので下痢をするのではなく、食べ方(水の飲み方)で下痢をしていたことが分かったのです。

食事中に水分を多量にとると、胃酸を薄めることになり胃に負担がかかります。その結果、消化不良を引き起こしやすくなるそうです。適度な水分補給は必要ですが、こと食事中に関しては逆効果のようです。

濃い味や脂の多い食事で下痢になっていたわけではなく、それらを誤魔化すために飲んでいたお冷が原因だったとは…

「30代になり、腸が弱くなってよく下痢をするようになった」とばかり思っていましたが、実際はそうではなかったようです。もちろん加齢によるところもあったのでしょうが、以前のようにしょっちゅうお腹を下すことはありません。

しかし、食事回数が減って、よく噛んで食べるようになったとはいえ食事量は全く変わりません。この記事の冒頭でお話しした通り、王将に行けば最初から最後までずっと食べています。「よく噛んだら満腹中枢が刺激されて少量で満足できる」という話、聞かれたことがあると思います。

私にはまったく当てはまりません。あれは…きっと都市伝説です(→個人的感想)。

体重が減った

さきほどなんとなく測ってみたら、体重減ってました!もとのツイートは2月、ロードバイクを乗り回していた頃のものです。

運動量は明らかに減っているのになぁと少し驚きました。筋肉量も減っているのかな?真相はわかりませんが、とりあえず体重は落ちてます。特に体重を減らしたいと思っていたわけではないので、意外でした。

2月はすでに朝食を抜く生活をしていたのですが、このツイートは本を読み終えてから3日後。この頃は今のように朝食は抜いていましたが昼夜はしっかりと食べていました。今ほどルールを決めていたわけではありません。

前述のとおり、エネルギーの消耗が激しいので、食べておかないと倒れてしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

普通、断食というと「食事を我慢する」というイメージですが、半日断食は「自分の体を労わってあげる」側面もあります。

私の場合は食事を抜いたことによるメリットが享受でき、特に大変な思いをすることがなかった上に体調が良い方向に向かいました。

食事の仕方も自然と変化させることができたので、継続していこうと思っています。

生活スタイルに応じた半日断食の取り入れ方なども載っています。

この記事を読まれて、興味を持ったという方はぜひ一度読んでみてください。文字数が大きくて段落も多く読みやすいです。

今後も、プリズナートレーニングをベースに筋トレに関する情報や、私が経験したことなどを中心にブログ更新していきたいと思っています。記事を更新した際は、Twitterにてお知らせしますので、この記事が役に立ったと思ったら、フォロー、いいねをお願いいたします。

感想などもコメントくださればとっても喜びます!!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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