メトロノームと筋トレは相性抜群!効率よく鍛えていこう!

こんにちは、囚人たけしです。

この記事では、私が普段行っているトレーニングに欠かすことのできない相棒、「メトロノーム」についてお話していこうと思います。

メトロノームは普通、歌や楽器演奏をする際に使う道具ですよね。相性抜群とはどういうことなのか…使用した際のメリットをお伝えします。具体的なやり方に関してはまた別の記事でお話します。

ちなみに、上の写真のような本物ではなくアプリを使用します。

自重ではなく、ウェイトトレーニングをされている方も是非読んでみてください。読めば筋持久力が向上するかも?

相性抜群な理由その1:一定のリズムを刻みつつトレーニングができる

そもそもメトロノームは、「一定のテンポ(速さ)で音を鳴らす」道具です。その音に合わせてトレーニングを行えば、毎回同じ時間を使って体を鍛えることができます。

いきなりですが、著者のポール・ウェイド氏は、以下のように話しています。

通常、ほとんどのプッシュアップは、ゆっくりと行ったほうがいい。ボトムポジションまでに2秒間かけ、ボトムポジションで1秒間静止、トップポジションに戻すのに2秒間かける。繰り返す前に1秒間、静止する。

『プリズナートレーニング』ポール・ウェイド著

要は、1回やるのに6秒間はかけろよ、ということです。この文章はプッシュアップのコラムに載っていましたが、他の5種目も同様に行うという認識で問題ないと思います。

定規を使わずに直線を引いたり、きっちりと長さを測ることが難しいように、1秒1秒を正確に数えることは難しいですよね。

おまけに筋トレは当然のことですが回数を重ねるごとに体が疲労していきます。こういった時、トレーニングを早く切り上げるためにテンポはどうしても速くなりがちです。

しんどい時に、「もういっちょゆっくりやってやろう」とはなかなかなりにくいものです。

しかし、メトロノームを使えば音に合わせて動くだけで良くなるため、一定の間隔を厳密に守ることができます。秒数をカウントしなくて良くなりますから、よりトレーニングに集中できるというわけです。

相性抜群な理由その2:限界点を知ることができる

ここでの限界点とは、トレーニングのクオリティ(関節を曲げる角度やスピード、姿勢などのことを指します)が下がるポイントのことを意味します。メトロノームを使うと、そのポイントを知ることができます。

例えば10回腕立て伏せをやる、と決めたら、1回目も10回目も同じクオリティを目指したいですよね。

ところが、トレーニングの途中で疲労を感じてくると肘を少し曲げるだけにする、もしくは肘を曲げずに体幹(お尻?)を上下したりしがちです。これらの動きは「ごまかし」(←私は体育の授業でよくやりました。だって…できないんだもんw)であって、トレーニングにはなっていません。

また、疲れてくると「スタートポジション」と「ボトムポジション」、つまり静止するところで長く休んでしまい先ほどの「6秒間で1回」というルールが崩れてしまいます。

メトロノームは無情にもw、こちらの疲労具合とは関係なく一定の速さで音を鳴らし続けています。この速さについていけなくなったら、トレーニングを終える目安と考えて良いと思います。

こうすることで、「前回は〇回で限界が来たな」と記憶にも残りやすい。トレーニング記録をつける際にも「〇回で体が持ち上がらなくなった」「肘がプルプルしてきた」などとメモに残せば、次回のトレーニングの際の指標にもなります。

余談ですが、限界を迎えそうなときに弾みや勢いをつけてやると、あと少し回数をこなすことはできそう。そんな経験、ありませんか?私はあります。ウェイド氏はこのことについて、先ほど抜粋した部分の次の段落で言及しています。

安定したペースで練習したほうがいい理由は(中略)ゆっくりとした動作のほうが効率的に筋力を発達させるからだ。爆発的に動く場合、動作のある部分は、弾み(勢い)に頼らざるを得なくなる。弾みを使う運動とは、筋肉を使わない運動だ。動作を素早くすると、ごまかしも簡単になる。プッシュアップのボトムポジションで「跳ね返る」人をよく見かけるが、これは、自分自身を押し上げる筋肉パワーが欠けているからだ。

『プリズナートレーニング』ポール・ウェイド著

関節は、筋肉に比べて治癒に時間がかかることは以前の記事でもお伝えしています。安定したペースで行うトレーニングできちんとあなた自身の「限界を知る」ということが、自然とケガを予防することにつながるのです。

以下の記事で私がケガをした時のことについて触れています。丈夫で動ける体を目指してトレーニングに励まれているわけですから、ケガにはくれぐれも気を付けてくださいね。

相性抜群な理由その3:数をカウントしなくてよくなる

あなたは、トレーニングをやっているはずがいつの間にか「今何回目だったっけ?」と、数を数える方に意識が集中してしまうことはありませんか?

きつい種目だとついついトレーニングのほうに目が向いてしまい、回数を忘れることもあると思います。一方で、ゴールの回数が多い種目で回数を忘れてしまうと、やる気が失せてしまいかねませんよね。

しかし!メトロノームを使えば、そんなこととは無縁になります。

プリズナートレーニングの最初の方のステップは易しい動きですが、その分ゴールの回数も多くなっています。例えば、プッシュアップのステップ1「ウォールプッシュアップ」の上級者ゴールは50回3セット。1セット行うのに5分かかります。

5分間、以下のことを同時にやらないといけません。

  • 今、何回目か数を数える
  • 正しいフォームを意識する
  • 秒数を数える

フォームを意識しつつ、2つの事柄の数をカウントしなければなりません。5分という時間、結構長いですよね。これは意外と骨が折れます。

第三者に見てもらいながらトレーニングをするのであれば全く問題ありませんが、プリズナートレーニングは囚人の筋トレですから、そこは粛々と1人でやるのが粋な気がしますw

であれば、メトロノームをトレーニング時の相棒に据えて、弱肉強食の刑務所内を生きていくための体作りに取り組むべきではないでしょうか。

「おいたけし、刑務所にメトロノームはあるのかい?」という質問は、なしでお願いします(;^ω^)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

安定したペースでのトレーニングを推奨しているプリズナートレーニングにおいて、メトロノームは必要不可欠といって過言ではないと思います。

トレーニングの際のペースが同じであれば、同じ環境下で行うため前回の記録との比較がしやすくなります。正確に自分自身の実力を測ることにもつながります。何より、トレーニングに集中できるという点はメリットとして大きいのではないでしょうか。

ぜひ、日頃のトレーニングに採用してみてください。

今後も、プリズナートレーニングをベースに筋トレに関する情報や、私が経験したことなどを中心にブログ更新していきたいと思っています。記事を更新した際は、Twitterにてお知らせしますので、この記事が役に立ったと思ったら、フォロー、いいねをお願いいたします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

レッツプリズナー!

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